• 吉弘 岡田

生薬の面白さ

RoFReCの岡田です。9月に入ってすっかりと、過ごしやすい気候になりました。朝夜の気温が下がって、空や山の色が変わったりで、秋が近づいてきたなーっと、さまざまな変化を感じるこの頃です。


さて、久しぶりにテクノロジーに関する話題を書いてみたいと思います。ここのところ、プログラミング教育に関する投稿が連続していましたので、少し分野を変えて化学分野について書きたいと思います。


先日の3連休もバッチリ私は仕事でした。参加してきたのは生薬学会。


きぐすり、ではなく「しょうやく」と呼んでください。生薬学会のホームページはコチラ


学会のポスター発表の雰囲気はこんな感じ↓↓↓

お互いの研究内容について、白熱した議論を交わすのは学会の醍醐味です。研究者の皆さんが、自分の研究に誇りをもって取り組んでいることが、その空気感から伝わってくるものです。


生薬、というとあまりなじみもない方もいらっしゃるかもしれませんが、

「天然に存在する薬効を持つ産物から有効成分を精製することなく体質の改善を目的として用いる薬」(wikipedia)

です。

つまり、草木から有効成分を取り出した薬のことですね。漢方薬は生薬のうちの一つですね。


私が幼いころ転んでケガしたときに、自宅の周辺に生えている草を丸めて(すりつぶして?)、傷口を消毒していた記憶があるのですが、あれも生薬のうちの一つですね。

当時どんな草を使っていたか、覚えていないのですが、ネットで切り傷に効く薬草を調べてみると、ヨモギ等に抗菌作用があるようですね。


学会の発表のすべてを把握できているわけではないのですが、面白い研究がたくさんありました。

例えば、明日葉(アシタバ)という植物からは、不妊症を改善する成分があることも分かってきているとか。今日のNHKのニュースでも特集が組まれていましたが、不妊治療する人が年々増加している中で、植物の中の有効成分を利用できるとすると、それは画期的なことだと思います。自然の中に存在している植物には、人間にとって有効な成分がまだまだたくさんあるんだということを、あらためて実感する学会でした。


天然物の中にはまだまだ人間の未知なる成分がたくさんあり、成分探索は、なんだか宝探しのようで面白い気もしますが、それが困っている人を助けたり命を救う可能性があると思うと、夢がふくらみます。


このような天然物化学分野でスポットライトを浴びたのはなんといっても、この方!

2015年のノーベル医学生理学賞を受賞した、大村智先生です。発見が特効薬の開発につながり、いまでも多くの人の命を救っていることは、本当に素晴らしい功績です。


さて、今年もまもなくノーベル賞受賞者の発表ですね。医学生理学賞は10月1日、物理学賞は2日、化学賞は3日、平和賞は5日、経済学賞は8日の予定のようです。読書の秋とか、スポーツの秋とか、いろいろ言いますが、心地よい秋の季節を科学や技術にも興味を抱いて過ごしたいと思います。


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